被災ママ。子連れボランティア、はじめました。

乳幼児を抱えて被災。2015年〜2016年まで水害発生から子育てしやすい街づくりを目指して、母目線での活動をしていました。その後ブログは更新せずに個人的な活動は継続。 この度2018年10月〜水害をきっかけに学んだことを綴っていこうとブログの封印を解きました。

床上浸水しても適用されない「被災者生活再建支援制度」

 

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大規模な洪水被害に襲われた茨城県常総市ですが、住民の不安はまだまだ続いています。

 

被災者に対する支援が適用されない世帯が多すぎるのです。あれだけ連日報道されていた大規模水害ですが、多くの住宅が床上浸水したにも関わらず、床上100cm未満が「半壊」、100cm以上が「大規模半壊」と判定されます。(2015/10/10時点での半壊と大規模半壊の違い)

 

それを踏まえて、

被災者生活再建支援制度の概要」を読むと、「3.制度の対象となる被災世帯」に以下の説明があります。

 

①住宅が「全壊」した世帯

②住宅が半壊、又は住宅の敷地に被害が生じ、その住宅をやむを得ず解体した世帯

③災害による危険な状態が継続し、住宅に居住不能な状態が長期間継続している世帯

④住宅が半壊し、大規模な補修を行わなければ居住することが困難な世帯(大規模半壊世帯)

 

我が家は素人判断で床上30cm。①、②には該当しません。③については私個人ではわからなかったため、問い合わせたところ、

 

③危険な状態というのは「火砕流等により被害が発生する危険な状況が継続すること」、あるいはこれに匹敵する程の状態をさします。今回の水害では③は当てはまらないことになります。(長期間がどのくらいかについては一般的に決められているわけではなく、県が諸般の事情を総合的に判断する事になります。

 

との回答をいただきました。

 

結果、今回の水害では多くの世帯が(現時点では)半壊と判定されているため、この制度が適用されない、ということになります。本当に残念です。

 

被災者生活再建支援制度については下記リンクをご覧ください。

http://www.bousai.go.jp/taisaku/seikatsusaiken/pdf/140612gaiyou.pdf