被災ママ。子連れボランティア、はじめました。

乳幼児を抱えて被災。2015年〜2016年まで水害発生から子育てしやすい街づくりを目指して、母目線での活動をしていました。その後ブログは更新せずに個人的な活動は継続。 この度2018年10月〜水害をきっかけに学んだことを綴っていこうとブログの封印を解きました。

もう一度聴きたい、心に響いてくる歌。


人生を大きく変えた2015年9月10日。それ以降、私の子連れボランティア活動や被災者支援に関する情報のほとんどは、FacebookかLINEだったので、ブログにも記録を残しておこうと思い、Facebookの2015年9月の自分の投稿を振り返ってみたんです。

すると、鬼怒川決壊の前夜9/9、尋常じゃない大雨が降っていたはずの23:15。私は、海外のテレビで放送されている『The X Factor』という音楽オーディション番組のJosh Danielが出場した回を観ていたんです。翌日から現在までの慌ただしい日々の中、すっかり忘れていました。

この番組では、『American Idol』などで「酷評する審査員」として有名な音楽プロデューサー・Simon Cowellが審査員の1人を担当しています。出場したJosh DanielはLabrinthの『Jealous』という歌を歌いました。Simon Cowellだけでなく、会場にいた多くの観客が涙していました。Joshは21歳。2年前に親友を亡くしたそうです。『Jealous』の本来の意味とは違い、「自分は親友と共に天国にいられないのに、親友は天国にいる。それが羨ましい。」と悲しみを表現して歌い上げています。

機械工として働く傍ら、彼の一番のファンである母親と暮らしながら、歌を歌っているそうです。歌っている最中、Joshの母親や3人の審査員、会場にいる人たちの涙ぐむ姿が印象的でもあります。Simon Cowellはこの頃、母親を亡くしたばかり。心を揺さぶられ、酷評することで有名な審査員も言葉を失くしていました。Joshの歌声が素晴らしいだけでなく、音楽の奥にある感情と結びつけ、人を動かす力がある歌手だからでしょう。


Josh Daniel sings Labrinth’s Jealous | Auditions Week 1 | The X Factor UK 2015 The X Factor UK 2015

あの日から9ヶ月。いろんなことがありました。

辛いこと、苦しいこと、悔しいこと、悲しいこと。
嬉しいこと、楽しいこと、素敵なこと、素晴らしいこと、喜ばしいこと。

だからこそ、幸せも感じられる。

それが人生なのかな。