被災ママ。子連れボランティア、はじめました。

乳幼児を抱えて被災。2015年〜2016年まで水害発生から子育てしやすい街づくりを目指して、母目線での活動をしていました。その後ブログは更新せずに個人的な活動は継続。 この度2018年10月〜水害をきっかけに学んだことを綴っていこうとブログの封印を解きました。

水害発生、避難する前にやっておきたい5つのこと。

f:id:mamatokodomo:20160329171722j:plain 関東・東北豪雨により被災してからの活動(水害から半年間の活動を「被災ママ。子連れボランティア、はじめる。」にまとめました)を通して、たくさんの地元住民/被災者や地元住民/ボランティアに出会いました。また、乳幼児を持つ被災ママさんたちとの交流から出た声をもとに、避難する前にやっておけばよかったことをまとめました。

〜家族の命を守るために〜

「怖いな」と少しでも思ったら避難すること。実家や友人、近所のおじいちゃんやおばあちゃんから「この辺は何十年も水害なんてないから大丈夫。」と聞いても、「うちは大丈夫」と思わないこと。「いつもと違う」という直感を信じること!乳幼児を抱えてはスピーディに動けません。早め早めの対応を。

〜避難先について〜

小さな子供や介護が必要な家族がいて避難所が不安な場合は、冠水・浸水区域から離れた施設(ホテルなど)に一次避難!妊婦や乳幼児とその家族にやさしい福祉避難所が設置された場合は、そちらへ避難することも考慮してみてください。妊婦さんや乳幼児などに特化した支援物資が入りやすいこともあります。単なる避難所の場合、乳幼児の泣き声などに批判的な声を発せられてしまうことがあったり、お子さんや保護者さん自身もなかなか寝付けなくなったりもします。

〜水害発生!避難するまでにやっておきたい5つのこと〜

①避難してからすぐには帰宅できないことを想定して荷物をまとめる

一次避難グッズを準備しておくことが重要ですが、していなかった場合は避難を決めてから荷物をまとめることになります。子供の安全を守ることに精一杯で忘れてしまって困る物があります。

  • スマホ+充電器(取り出しやすいポケットなどへ)
  • 貴重品
  • 食料(お菓子やレトルト離乳食なども)
  • 飲料
  • 哺乳瓶+粉ミルク(必要な方)
  • 母子健康手帳
  • 保険証
  • 紙オムツ(普段は布オムツでも紙オムツを!洗濯が長期間できないこともあります。)
  • おしりふき(ウェットティッシュの代用としても)
  • 汗拭きシート(お風呂に入れない場合に備えて)
  • 着替え(3日分はあるとよい)
  • 生理用品(予定日でもないのにストレスなどから生理になる方もいます。)
  • タオル
  • ビニール袋
  • 大きめのゴミ袋(即席ポンチョで急な天候不良にも対応できる)
  • 抱っこ紐(おんぶ兼用の物がよい)
  • 常備薬(消毒液もあるとよい)
  • お薬手帳
  • お気に入りのぬいぐるみや絵本
  • 懐中電灯(スマホのライトがありますが、電池節約のためにもあると便利) f:id:mamatokodomo:20160329132851j:plain この写真に写っている物だけでも30Lバックパックに収容しきれません。年齢や体力に合わせて、お菓子やぬいぐるみはお子さまに背負ってもらうことも考えましょう。

②と③は、余裕を持って避難できる場合にのみ行うようにしてください。安全第一。命最優先です!

②自宅の高層階へ移動する

高層階が浸水しなければ移動した物を守ることができ、その後の生活再建にかかる費用を節約できたり、思い出の品を泣く泣く処分することも防げます。

③車を高台へ避難させる

複数の車両を所有する場合、避難時に使う車以外を避難させる(この車中に二次持ち出しグッズを入れておくのも有効です。とはいえ、この車が被害を受ける可能性がないわけではありません) 。社用車や農機具など、仕事に影響の出るものも避難させる。

ライフラインの元栓を切る

家を出るときには、ガスなら元栓を閉め、ブレーカーを切ること。これはライフライン復旧後の事故を防ぐためです。 f:id:mamatokodomo:20160329174824j:plain

⑤玄関などに避難先などを明記しておく

外出中で一緒に避難できない同居家族がいる場合は、災害ダイヤルやメール、SNSなどで連絡を取るつもりであっても、電波状況や携帯電話/スマホの電池状況により連絡手段がなくなる可能性もあります。直接の電話連絡以外に、第三者の端末からもアクセス可能なTwitter、LINE、Facebookなどの利用もオススメです。 f:id:mamatokodomo:20160329171048j:plain

避難準備OK!余裕を持って避難できる場合に限るとは思いますが、親の不安が伝染するのでなるべく明るく楽しそうにお子さまを誘導してあげるとよいと思います。